建築知識15/08 サクッとわかるヤマベの木構造の極意
定価 | 1,556円+税 |
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著者名 | |
ページ数 | 162 |
判型 | B5判 |
発行年月日 | 2015/07/18 |
ISBN | 4910034290850 |
建築知識15/08 サクッとわかるヤマベの木構造の極意
内容・概要
「木構造は何となくしか分からない……」という方は
多いのではないでしょうか。
木構造の第一人者である山辺豊彦氏が、
豊富なカラー写真とイラストで分かりやすくし、
見て分かる木構造の特集です。
「スウェーデン式サウンディング試験で、
地盤改良や杭が必要かどうかチェックできる」
「壁倍率の高い材を使用するときは、
接合部や床剛性に注意しなければならない」
「ベタ基礎は強い基礎では決してない」
「実例に基づく耐震診断のチェックポイント」
などなど、実践に即した内容が満載です。
目次
【1】木材の性質
・木材の強さのキモはどこにあるのか?
・木材に節や切欠きがあると強度は落ちる?
・継手・仕口に引張り力が生じる場所と注意点は?
【2】構造計画
・地震で木造の被害が大きい部分はどこ?
・台風・雪に対する木造の弱点は何か?
・大地震時の損傷は一体どの程度なのか?
・建物にかかる力はどのように流れるのか?
・木造を構成要素で分けるとどうなる?
・不整形な建物の場合、構造計画の注意点はどこ?
・柱と梁の配置計画をスムーズに行うコツは?
【3】基礎
・木造住宅の基礎はスラブ状のベタ基礎でOK?
・SWS試験データとグラフからどこまで分かる?
・基礎の配筋は告示どおりに行えばよい?
・基礎のコンクリートの耐久性を高めるには?
・基礎の点検口は柱間の中央に配置すればよい?
【4】─軸組
・柱通し・梁通しそれぞれの特徴は?
・柱がもつ4つの役割とは?
・通し柱は仕口の欠損部分で折れてはいけない?
・横架材の設計で注意すべきことは?
・鉛直荷重に対して仕口が耐力不足の場合の対処法は?
・梁の継手の位置はどこでもよい?
・岡立ち柱となる場合の対処法は?
・水平力に対する軸組の設計で大切なことは何か?
・水平力に対して接合部で注意すべき点は?
・吹抜けの設計で構造上注意すべきことは?
・接合部の抵抗の仕方はどれも一緒?
【5】耐力壁
・耐力壁が果たす役割とは?
・壁倍率を高くするときに注意すべきことは?
・効率のよい耐力壁をつくるポイントは?
・壁量計算方法が風と地震で異なるのはなぜ?
・壁量検討用の床面積の算定で注意することは?
・建物にねじれが起きるのはどんな場合?
・引抜き力がかかるとき配慮すべきことは?
・建物中央の吹抜けで、正しい耐力壁の配置とは?
・外周のみの壁や大屋根で、正しい耐力壁の配置とは?
・狭小間口での耐力壁の配置で注意することは?
・L形プランの耐力壁の配置で注意することは?
・アンカーボルトの設置方法で注意点はある?
【6】水平構面
・水平構面の役割とは?
・床組の水平剛性を高めるには、どうしたらよい?
・床倍率とは何を示す数値なのか?
・地震力と風圧力の違いは床面に関係あるのか?
・水平構面と耐力壁には関係性がある?
・小屋組は屋根の重さに耐えられればよい?
・小屋組の形式で異なる注意すべき点は何か?
【7】耐震診断・補強
・木造の耐震診断は何をすればよいか?
・現地調査で重点的に確認すべきポイントは?
・耐震診断から診断書まで、注意すべきことは?
・補強計画ではどのような検討が必要?
・耐震補強を行うところはどうやって決める?
【Column】
・分かりにくい用語をおさらい
・注意が必要な地盤とその対策
・背割りで柱の強度は落ちない? 梁は折れない?
・ヤング係数とクリープ現象をおさらい
・アンカーボルトの台直しはNGです