建築知識15/11 誰も教えてくれない屋根と小屋組のセオリー+DVDビデオ
定価 | 1,847円+税 |
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著者名 | |
ページ数 | 168 |
判型 | B5判 |
発行年月日 | 2015/10/20 |
ISBN | 4910034291150 |
建築知識15/11 誰も教えてくれない屋根と小屋組のセオリー+DVDビデオ
内容・概要
「室内に光を届けたい」「天井高を確保したい」
「斜線を上手くかわしたい」など、
住宅設計における課題の多くは
屋根を工夫することで解決できます。
本特集は、木造住宅の屋根に焦点を当て、
「切妻」「片流れ」「陸屋根」「方形」「寄棟」などの
基本的な形態と、これらを変形した応用パターンで
心地のよい環境をつくる方法を解説します。
実力派設計者が手掛けた63の屋根を
豊富な図面と写真、分かりやすいイラストで紹介。
合理的な架構の考え方、形態を決定するまでの
プロセスを読み解くことで、
屋根のデザインルールを学べます。
付録DVDでは、屋根の構造と性能のポイントを解説。
意匠設計者と構造・性能の専門家の対談を通して、
知りたかったことがすべて分かります!
目次
■Part1切妻
・家型の『切妻』は配置方向で表情をつくる
・母屋下がりで道路斜線をかわす
・折れ屋根で高度斜線をかわす
・切妻の片側を延長して軒下をつくる
・左右対称の台形屋根で斜線をかわす
・招き屋根でボリュームを調整する
・屋根の高さをずらして採光を得る
・合わせ梁で切妻屋根に段差を設ける
・妻側の下屋で玄関庇を低く抑える
・切妻+下屋で形状を崩さず斜線をかわす
・屏風形屋根で光を乱反射させる
・越屋根で小屋裏の熱を逃がす
・片流れの越屋根で採光を得る
・切妻の上に小さな切妻を載せる
・クロス梁のトラス構造で大空間を実現
・軒の出がまったくない切妻屋根
・HPシェルで無柱の大空間を実現
・棟が斜めに架かるV字形の屋根
・切妻を「く」の字形に折り曲げる
・棟の位置をずらして庭を設ける
・ボリュームを複数に分けて並べる
■Part2片流れ
・最も単純で雨仕舞いに優れる『片流れ』
・折れ屋根で斜線をかわし軒高を抑える
・傾斜面を方杖で支えて屋上を設ける
・緩勾配の片流れで合理性を追求
・超急勾配(11寸)で斜線をかわす
・逆勾配の片流れで採光を得る
・屋根の高さに合わせて天井高も変化
・緩やかな弧が安心感を生むアーチ状屋根
・コートハウスの屋根勾配は外向きが理想
・「く」の字形の立体片流れで採光を得る
・屋根を分けて平屋の軒を低く抑える
・和小屋を組み合わせて軒高を抑える
・フラットで継目のない無落雪屋根
・透明陸屋根で全方位から採光を得る
■Part3方形・寄棟・多角形
・軒の水平ラインで『方形』と『寄棟』を美しく見せる
・異なる性格の中庭を生む方形リビング
・正方形の平面に適する方形の屋根
・回遊プランは大黒柱のある方形でつくる
・枠組壁工法に合わせたパネルの方形
・方形の四隅を折板構造で柱なしに
・方形屋根で隅柱のないテラスを実現
・緩勾配の方形で屋根を小さく見せる
・無落雪屋根を切妻でつくる方法
・急勾配の寄棟で外観を小さく見せる
・寄棟の下屋で1階の天井に変化をつける
・3方向からの斜線をかわす五角形の屋根
・リング金物で六角形屋根の頂部を納める
・六角形屋根で空間の役割を区分する
■Part4架構テクニック
・屋根と天井の勾配を自由に操作する
・構造材を露さない勾配天井
・タイロッドで横架材のない空間をつくる
・鉄骨の隅木で大スパンを飛ばす
・鉄骨を挟んだ登り梁で大空間を実現
・化粧梁で和小屋風の架構をつくる
・LVLの梁で陸屋根を支える
・登り梁をルーバーのように見せる
・アプローチに趣を添えるトラス屋根
・2重の下屋で軒下に光を届ける
・付け垂木で下階も露しに見せる
・付け垂木を美しく見せる方法
・けらばを薄くすっきり見せる方法
・桁行が広い切妻は軒先を細くつくる
・自然素材で美しい屋根をつくる
・意匠に応じて屋根通気の仕様を変える