最高の階段をデザインする方法
定価 | 3,200円+税 |
---|---|
著者名 | 前田篤伸/増田奏/田辺雄之 |
ページ数 | 140 |
判型 | A4判 |
発行年月日 | 2010/11/29 |
ISBN | 9784767809212 |
最高の階段をデザインする方法
内容・概要
本書は階段を上手に設計する方法が凝縮された一冊。
これまでの書籍では、階段は付属物として扱われるなど、
十分に取り上げられてこなかったが、本書では1冊まるごと階段にテーマを絞り、
建物の空間性・使い勝手を大きく左右するプランニングから、
人が心地よく昇降できるかどうかに差が現れる階段の素材・ディテールについて解説する。
そのほか、人気アトリエ事務所による設計事例を多数掲載。
空間を豊かにする階段設計のヒントを惜しみなく公開。
単なるディテール本ではなく、
階段設計の発想に広がりをもたらすことができるような1冊です!
目次
第1章 押さえておきたい階段設計の基本
1:階段のデザインを解剖する
人が心地よく昇降できる階段をデザインするためにはどうしたらよいのか?
そのためには、階段と蹴上げ、踏面の寸法、回り階段の割り方、螺旋階段の割り方の理由をよく知る必要がある。
本稿ではその答えを絵解きで分かりやすく解説。
1階段は床の一種
2回り階段の割り方
3螺旋階段の割り方
4蹴込みと踏面の関係
5階段の配置
2:住宅における階段設計のプロセス
階段の形状、寸法、仕上げなど一つひとつの決定は、建物全体の設計・施工の過程においてどのようになされるのか。
プランの変遷から構造形式、ディテール・仕上げを決める段階で、ある事例を通して設計者が考えたことを追う。
1事例に見る階段設計のプロセス
2配置
3デザイン
4構造形式
5ディテール・仕上げ
6取り付け
第2章 まるごと分かる!最新階段ディテール27選
気になるあの住宅事例の階段設計の狙いをインタビューと図解により4pで解説。
大きな写真と詳細図面で、ディテールも分かりやすく紹介。
単なる移動空間に留まらず居場所としてつくられた階段空間、
室内家具のようにつくられた階段、
光や風・人の気配など五感に訴える要素の通り道としての階段など、さまざまな事例を取り上げる。
事例(五十音順)
芦沢啓治
井坂幸恵
石田敏明
伊礼智
植木健一
遠藤治郎+我伊野威之
押尾章治
佐藤光彦
佐藤美輝
都留理子
眞田大輔+名和研二
田井幹夫
田辺雄之
竹口健太郎+山本麻子
中佐昭夫
羽生和正+中川純一
原田真宏+原田麻魚
彦根アンドレア
福島加津也+冨永祥子
保坂猛
丸橋浩+山口賢
宮晶子
安田幸一
吉村靖孝