建築家が建てた50の幸福な家

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定価 2,300円+税
著者名 松井 晴子
ページ数 527
判型 A5判
発行年月日 2010/08/30
ISBN 9784767810232

建築家が建てた50の幸福な家

内容・概要

建築家の当初の想いを住み手が大事に受け止めて、築20年以上が経過した50の家。住まい手の一人ひとりに直接話を伺って、建築家との幸せな出会いを語ってもらった密度の高い住宅物語。建築家に設計を頼みたいと人、自分のライフスタイルにあった住宅を求める人には是非読んでもらいたい1冊です。

(本書は、「建築家が建てた幸福な家」と「続・建築家が建てた幸福な家」を合本し、新たに2軒の事例を加え再編集したものです。)

目次

・まえがき 時間をかけて育てることで「家」になる
・多世代の家族の生死を受け止めてきたシェルターのような家 共生住宅 築26年/設計 内藤廣
・人と建物と庭がほどよい関係を保ってきた「ガンバリスギナイ」家 朝吹さんの家 築20年/設計 中村好文
・住み手の心づかいで年を重ねるほどに味わい深く 木村邸 築26年/設計 宮脇檀
・短所もひっくるめて誇りに近いものが感じられる家 榎本邸 築22年/設計 東孝光
・あるがままの自然を取り入れた屋上に菜園のある家 榎本邸 築24年/設計 石井修
・モダンリビングの理想が今も生きている家 森山邸 築28年/設計 木村俊介
・自然と対話しながら住み続けてきた杉板葺きの家 三浦邸 築27年/設計 納賀雄嗣
・地域の材料を使って地域の職人が手掛けた白いご飯のような家 安藤邸 築26年/設計 山本長水
・手入れをしながら丁寧に住み続けてきた日常着の家 巳亦邸 築24年/設計 永田昌民
・家族の匂いを失わないために改修を選んだ家 正木邸 築22年/設計 竹原義二
・借景の窓から樹木が風を呼ぶ二階リビングの家 森岡邸 築25年/設計 林寛治
・移築再生や古材を再利用した現代の民家 デュルト・森本邸 築25・築20年/設計 住み手+木下龍一
・草花に覆われ庭と一体になった南欧風の家 大久保邸 築23年/設計 村田靖夫
・自然エネルギーを利用した温室のある家 柿沼邸 築22年/設計 石田信男
・住み手の好みで色づけされてきた白い箱の家 宮崎邸 築23年/設計 鯨井勇
・モノの増加や家族の変化に応じてこまめに増改築を重ねた家 山下邸 築26年/設計 入之内瑛+松尾邦子
・郊外住宅の姿を守り続けてきた平屋の家 岡島邸 築23年/設計 小井田康和
・時を重ねるほどになじんできたマンサード屋根の家 渡辺邸 築24年/設計 阿部勤
・新築時の輝きを今も保ち続けている中庭のある家 中村邸 築21年/設計 益子義弘
・三世代九人家族の普段着の住まいになった数寄屋造りの家 結城邸 築23年/設計 二村和幸
・心地いい温熱環境を保ち続けてきた外断熱ブロック造の家 細田邸 築21年/設計 圓山彬雄
・日本の住文化と住まい方を後世に伝えていく家 遠山邸 築20年/設計 多田善昭
・通り庭と土間を暮らしに活かしてきた都市型の家 井東邸 築22年/設計 吉柳満
・都市に「住む」ことの可能性を広げてきた家 室伏邸 築33年/設計 室伏次郎
・父が愛した木造平屋を原形にもどして子世代が住み継ぐ 津田邸 築38年/設計 鈴木恂
・空間の起伏や光や闇に包み込まれる記憶に残る家 ドーモ・アラベスカ 築30年/設計 象設計集団
・硬質な素材を使った家は住み手と年月の力で柔らかい表情に 桑原の住宅 築26年/設計 長谷川逸子
・住人が変わってもインパクトを与え続けている大きな階段のある家 STUDIO STEPS 築27年/設計 山本理顕
・建築家のコンセプトを守り続けてきた遊び心のある家 積木の家Ⅰ 築26年/設計 相田武文
・三世代同居のよりどころになった根付き丸太のある家 塚田邸 築25年/設計 六角鬼丈
・素材のテクスチュアが今も感じられるコンクリートブロック造の家 夫婦屋根の家 築38年/設計 山下和正
・外部に対して閉じたシンメトリーの家は天窓のある外部空間を内包 青山南町の住宅 築33年/設計 富永譲
・ガラスの外皮とアルミ格子で自然を制御する立方体の家 風格子の家 築23年/設計 葉祥栄
・外と内が支え合って住環境を育んできた都市型の「終の棲み家」 代々木の家 築21年/設計 平倉直子
・災害にあっても改修を選んだスケルトン&インフィルの家 調布の家 築22年/設計 黒川哲郎
・半円形の窓とベンガラ色の壁が住宅地を特色づけてきた家 夙川の家 築31年/設計 出江寛
・家族関係や生き方に影響を与えてきたコートハウス 中庭のある家 築23年/設計 椎名英三
・町並みとの連続感を意識した通りに面して接客空間のある家 有田の家 築24年/設計 三井所清典
・異素材を組み合わせた「現代の沖縄の家」は風が通り抜けていく 豊見城の家 築20年/設計 末吉栄三
・息子の代になっても土間や広間を地域に開放している家 信楽の家 築29年/設計 山本良介
・天窓からの光を享受してきたコンパクトなワンルームの家 北鎌倉の家 築24年/設計 白鳥健二
・工業製品と自然素材を使ってデザイン力と職人の技で仕上げた家 田園調布の家 築29年/設計 吉田研介
・石とコンクリートに囲まれたスタジオは創作意欲を刺激し続けている 彫刻家のスタジオ 築22年/設計 伊丹潤
・家族構成や周辺環境の変化を柔軟に受けとめてきた木組みの空間を挿入した家 常盤台の家 築25年/設計 元倉眞琴
・三角形で構成されたダイナミックな空間が家族を包み込んできた家 豪徳寺の切妻 築20年/設計 石橋利彦・徳川宜子
・母屋は建坪十四坪のローコスト増築棟はエコロジー住宅 益子の家 築34年・21年/設計 野沢正光
・構成する要素を部品化した究極のプレファブ住宅に淡々と住み続ける 茅ヶ崎の家 築21年/設計 石田敏明
・川に面した立地を生かして家族の生きがいを引き出してきた家 映水庵 築20年/設計 川口通正
・陰翳のある空間にゆったりと包み込まれて新たな発見をしながら暮らす 輝国の家 築20年/設計 柿沼守利
・西日対策を建物に仕掛けて眺めと広々感を優先した家に暮らす 吉祥寺の家 築23年/設計 丸谷博男

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