食べる世界地図
定価 | 2,200円+税 |
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著者名 | ミーナ・ホランド (著), 清水 由貴子 (翻訳) |
ページ数 | 0 |
判型 | 四六 |
発行年月日 | 2015/04/16 |
ISBN | 9784767819587 |
食べる世界地図
内容・概要
グルマン世界料理本大賞2015
UK「食の紀行」部門グランプリ受賞!
『食べる世界地図』は、好奇心に富んだ食いしんぼうのための本である。
南インドのココナッツ・フィッシュカレー、刺激的なペルーのセビチェ(魚介のマリネ)、
レバント地方の茄子のペースト、デンマークのドリーム・ケーキ……。
名前だけでも食欲を刺激する料理の数々に、塩漬けタラや唐辛子といった
多くの国に共通する食材の秘密、移民がもたらす影響と変化。
地理と歴史が複雑に絡み合う食文化の世界を読みとく、極上の食辞典。
最後に行った旅行を思い出してほしい。
いちばんよく覚えているのは、どんなことだろう。
私と同じタイプの人なら、食べたもののことが真っ先に頭に浮かぶはずだ。
マドリードで気だるい日曜日につまんだ、
しっとりとした黄金色のトルティージャ(じゃがいものオムレツ)。
テルアヴィヴで朝食に食べた熱々のシャクシュカ。
ウィスタブルの海辺で殻からじゅるっとすすった牡蠣。
それぞれの場所で見聞きしたものの記憶は、
時が経つにつれてぼんやりと色あせてくる。
ところが料理の記憶となると、いつまでも色あざやかなままだ。
(本文より)
【著者】ミーナ・ホランド/Mina Holland
フードライター。
現在、『オブザーバー・フード・マンスリー』紙の外部編集者を務める。
世界各国を旅行し、また暮らした経験をもとに世界中の食習慣を探究し続けている。
本書は著書第一作目。