仏像とお寺の解剖図鑑

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定価 1,600円+税
著者名 スタジオワーク
ページ数 172
判型
発行年月日 2016/12/01
ISBN 9784767822464

仏像とお寺の解剖図鑑

内容・概要

お寺の境内にちりばめられた仏の世界の読み解き方

「お堂で礼拝する際、座して一礼するのはなぜなのだろう」という素朴な疑問から本企画は始まりました。
実際にお寺を訪れ、床に視線を落としたあと、拝仏し、さらには天井まで見上げる。
簡素な床に対し、きらびやかに装飾された天井。
一連の所作とお堂のしつらえを1つひとつ「解剖」していくと、床は現世、天井は仏の世界を表現していて、
正面にいる仏像は2つの世界をつなぐ存在なのだと気づかされたのです(あとがきより)。

本書はこの疑問を解くべく、仏像とともに、その入れ物となる寺院建築の見かたを
全国各地のお寺をとおして解説しています。
建物だけ、仏像だけを見ていたのでは先人達のお寺に込めた願いは見えてきません。
なぜなら、人々を病気や災いから守り、仏の世界へと導く精緻な仕掛けが、
仏像の持ち物やしぐさだけでなく、建物の配置や細部の装飾にも込められているからです。

それぞれのお寺と仏像の解説はもちろん、仏の世界が体系的に理解できるようになる、
仏像の見分け方や寺院建築の決まりといった基礎知識もていねいに紹介しています。
読後に参拝したときには「なぜお寺に行くと心癒されるのか?」の理由がきっと見つかるはずです。

■主な章構成
第1章 如来は仏界のトップ
第2章 菩薩はただいま修行中
第3章 明王は如来の化身
第4章 天部は仏界の用心棒
第5章 仏になる人、仏像をつくる人

著者について
スタジオワークは、日々変化している環境や風景に興味をもち、
時に問題を抱く者たちが集まり、つくったグループである。
フィールドワークに重きを置き、まちや野にあふれる事物を深く見つめることで、
新しい価値観を発見し、記録、発信することを目指している。
著書に『建築デザインの解剖図鑑』『名所・旧跡の解剖図鑑』(いずれも共著、小社刊)がある

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