住宅デザインのひきだし
エクスナレッジ・ストアで購入
PDF版電子書籍
データサイズ | 約266MB |
---|---|
販売状態 | 販売中 |
制限事項 | 印刷不可 ・ コピー不可 |
販売開始日 | 2024/06/20 |
定価 | 2,200円+税 |
---|---|
著者名 | 高野保光、遊空間設計室 |
ページ数 | 176 |
判型 | AB判 |
発行年月日 | 2018/05/07 |
ISBN | 9784767824529 |
住宅デザインのひきだし
内容・概要
住宅設計の名手・高野保光さんによる、
上質な住まいのつくりかたが分かる本
間取りにとらわれない居場所のつくりかた、
住まいの内と外をつなぐ手法、
手ざわり足ざわりから考えるディテールなどなど、
暮らしから考える住宅デザインのヒントを多数収録。
特に本書では簡潔な文章、精緻な写真の掲載はもちろんのこと、
図面(間取り図)の表現にもこだわりました。
住まいの豊かさ、心地よさを分かりやすく描き出すべく
全頁にわたり、硬質な図面表現ではなく
絵画のような表現にしています。
また庭の自然や住まい手の動作も描き込むことで
そこでの上質な暮らしぶりが伝わります。
これらのこだわりにより、図面を読むのが苦手な方も、
細かなアイデアがきっと理解できるはずです。
家づくりを検討されている方、設計を志している初学者、
さらにはベテラン設計者にも目からウロコの工夫が満載。
見ているだけで楽しい1冊です。
■目次
chapter1敷地-内と外をつなぐ
・敷地に立つことから始める
・デザインで記憶をつなぐ
・敷地の魅力を引き出す
・高低差を生かすプランニング
・街並みに参加する
・格子がつくる柔らかな風景
・シンプルにまとまる玄関廻り
・見せて・しまって キレイを保つ
・塀や垣根は適材適所
・街なかこそ外とのつながりを
・私の住まいが街をつくる
・内と外をつなぐ日本的な手法
・魅力いっぱい軒下空間
・渡りよし、景もよしのアプローチ
・南側の庭にしばられない
・小さな庭の大きな効果
・見直しから始まる庭づくり
chapter2居場所-心地よさをデザインする
・数寄の心を現代に生かす
・つなぐ・仕切るは自在に
・続き間をもう一度
・余白とずれが生むゆとり
・横に縦に 奥をつくる
・外に広がる 外とつながる
・外とつながる旗竿地の住まい
・小さな余白 大きな満足
・居間を間取りの前提にしない
・家族の集まる場所はどこ?
・ソファもOK 畳リビング
・コンクリートに表情をつける
・ただのワンルームにしない
・和洋の境を紛らかす
・住まいに中心をつくる
・住まいの中心を外に設ける
chapter3部屋-機能と意匠の両立
・1人の居場所がほしい
・狭小住宅こそ断面で考える
・子どもに合わせて変化する子供室
・コミュニケーションがとりやすい間取りに
・室内窓でコミュニケーション
・和室にしっくり 低さと柔らかさ
・極小空間がつくる住まいの奥行き
・畳の間には床の間を
・にじり口から入る主人の書斎
・男の居場所 書斎をつくる
・みんなが満足する趣味の空間
・期待をもたせるトンネル状の玄関
・あいまいさは柔軟さでもある
・使える 玄関脇の畳の間
・効率よく家事ができる家
・ベストは私好みのキッチン
・動きやすい家は暮らしやすい
・人目を気にせずのびのびバスルーム
・気分は離れの露天風呂
・中2階の浴室は視線に注意
・洗面室にも心地よさを
・サブの洗面コーナーが家族を救う
・トイレ空間を上質な雰囲気に
chapter4光-陰影をコントロールする
・ほの暗いアプローチがちょうどいい
・光をコントロールする
・暗がりにて輝く静かな光
・拡散させた光で落ち着く空間に
・光のそばで暮らす
・食卓に人を呼ぶ求心性のある光
・暮らしを彩る光の設計
・穏やかな光で奥を明るく
・明かりがもたらす快適な上り下り
・少し暗くして夜を楽しむ
chapter5細部-暮らしやすさへのこだわり
・窓を立体的に組み合わせる
・窓に見えない室内窓
・開く・閉じるのバランスが肝
・緑と光を呼ぶハイサイドライト
・小窓こそ手を抜かず
・玄関ドアにもおもてなしの心を
・洗面所の扉は存在感を消して
・シンプル欄間で空間に一体感を
・見てよし使ってよしの階段
・機能と意匠性満たすハイブリッド階段
・シンプル・ベストなスチール階段
・光を際立たせるシンプル家具
・さりげなく優れもの
・床座がいい小上がり
・兼ねるデザインですっきり玄関
・小さな余白が暮らしを豊かに
■著者
高野保光(たかの・やすみつ)
1956年栃木県生まれ。'79年、日本大学生産工学部建築工学科卒業後、
同学部副手、'84年に同学部助手となる。
'91年、戸建て住宅の設計・監理を中心とした一級建築士事務所「遊空間設計室」を設立。
以後、住宅としての暮らしやすさと建築としての高い意匠性を兼ね備えた設計で、
プロアマ問わず高い評価を集める。
日本大学生産工学部建築工学科非常勤講師。
NPO法人「家づくりの会」設計会員。
主な受賞歴に、「新制作協会スペースデザイン部」新作家賞(1983年、'86年)、
「 FOREST MORE 木の国日本の家デザインコンペ」最優秀賞、(2003年)、
「『まちなみ住宅』100選」日本建築士会連合会会長賞受賞(2004年)など多数。
主な著書に『高野保光の住宅設計』(エクスナレッジ刊)、
『最高の外構をデザインする方法』(共著、エクスナレッジ刊)。