家のネコと野生のネコ
定価 | 2,800円+税 |
---|---|
著者名 | 澤井 聖一 (著), 近藤 雄生 (著) |
ページ数 | 208 |
判型 | A4判 |
発行年月日 | 2019/07/31 |
ISBN | 9784767826509 |
家のネコと野生のネコ
内容・概要
なぜ、1万年にわたってイエネコの大きさや姿形は変わらないのか?
なぜ、折れ耳のイヌは健康で、イエネコだけに障害が出やすいのか?
イエネコと野生ネコの最新研究内容を収録した必読の書!
1万年前に野生ネコから枝分かれして、ヒトの伴侶動物となったイエネコたち。
イヌやウマのように働く動物として改良されなかったため、
野生の姿形や性質を色濃く残しています。
しかし、その可愛い容姿の背後には、太古からの野性が秘められているのです。
最新の遺伝子やDNAの研究により、その真の姿が明らかにされようとしています。
絶滅が危惧される野生ネコたちの暮らしを美しい写真と深い知識で描き、
知られざる野生ネコとイエネコの関係まで、全編書き下ろしで詳細に解説。
野生ネコの自然観察図鑑としても、イエネコの写真集としても、
自然科学の読み物としても、十分に楽しめる内容となっています。
“イヌをはじめ家畜の耳が垂れるのは、無理な品種改良の結果ではない。
家畜化症候群によるものだ。しかし、自ら進んで自己家畜化したイエネコには
まだあまり起きていないのだ。"──本文より