医者にまかせてはいけない
定価 | 1,400円+税 |
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著者名 | 大脇 幸志郎 |
ページ数 | 256 |
判型 | 四六 |
発行年月日 | 2022/03/02 |
ISBN | 9784767829944 |
医者にまかせてはいけない
内容・概要
■医学を医者だけのものにしてはいけない
医者の常識と、患者の日常生活の常識とを、
適切にかみ合わせようとする優れた試み。
――解剖学者・養老孟司氏
医学を題材に、人文系の知の伝統と、理系の知の伝統を交差させ、
医者と患者の良好な関係性のあり方について考える。
【著者からの一言】
なぜ日本人は自分の治療のことを自分で決められないのか。
それは医者とコミュニケーションをうまくとれないから。
どうすれば上手にとれるようになるか、答えは本書の中にある。
みなさんが医者を使って自分のやりたいことをしてもらいたい。
■目次
1章 自粛をやめてハワイへ行こう 「コロナ禍」で私たちは何を失ったのか?
2章 酒やタバコがたしなめない社会 「生活習慣」という名の被害者バッシング
3章 健康診断はナルシシズム 生権力に身体を差し出す現代人
4章 お医者さんにおまかせしないで! 医療の意思決定ができない日本人
5章 病院に行っていいのはどんなとき? 医療を変えるために患者がやるべきこと
■著者プロフィール
大脇幸志郎(おおわき・こうしろう)
1983年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業後医師にはならず、フリーターを経験。
その後出版社勤務、医療情報サイト運営の経験ののち医師。
著書に『「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信』、
訳書に『健康禍 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭』(ともに生活の医療社)、
『悪いがん治療 誤った政策とエビデンスがどのようにがん患者を痛めつけるか』(晶文社)がある。