びっくり深海魚

定価 1,600円+税
著者名 尼岡邦夫
ページ数 224
判型 A5判
発行年月 2022/07
ISBN 9784767830360

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びっくり深海魚

内容・概要

世界中の海で深海魚を追い続けてきた研究者の
約70年間のエピソードを凝縮!

光が届かず、食物連鎖も成り立たない深海という過酷な環境で、
魚たちはどのように餌を捕まえ、外敵から身を守り、
次の世代に命をつないでいるのか――。
そして、私たち人間と深海魚はどのように関わってきたのか――。
4つの視点で深海魚の驚きの生態に迫ります。

■目次
序章 深海ってどんなところ?

1章 摂餌
深海魚のトラバサミ
大食漢
牙と針で何を食べる
おろし金vsアイスクリームディッシャー
ウロコが大好き
悪魔の誘惑
怪しげな光
子どもの脱腸
電気センサーとパラボラアンテナ
大きな目、小さな目、埋没した目
エイリアンの目
あご自慢

第2章 防御
しびれる深海魚
墨を発射する
深海の忍者
幽霊か、悪魔か、それとも鬼か
フグ「サメ、お前もか!」
鎧、兜、感知器
歩く深海魚

第3章 繁殖
セレナーデか、デュエットか
合同結婚式
レインボーな魚たち
ウナギは淡水魚か、それとも深海魚か
見た目は子ども、中身はおとな
悲しき雄物語
家族を探して……
どなたの赤ちゃん?

4章 人と深海魚
名付けの妙
研究している魚に似てくれば一人前
おいしい深海魚
人魚伝説
ペリカンアンコウモドキの百面相
日本人ほど魚好きの民族はいない

■著者紹介
尼岡邦夫(あまおか・くにお)
1936年生まれ。京都大学大学院農学研究科水産学専攻博士課程修了。
農学博士。北海道大学名誉教授。日本魚類学会名誉会員。アメリカ
魚類・爬虫類学会外国名誉会員。専門は魚類学、魚類分類学。
特にヒラメ・カレイ類。著書に『日本産ヒラメ・カレイ類』
『日本産魚類大図鑑(共著)』(いずれも、東海大学出版部)
『深海魚─暗黒街のモンスターたち』『深海魚 ってどんな魚─驚きの
形態から生態、利用─』(いずれもブックマン社)、『日本の海水魚
(共著)』(山と渓谷社)、監修書に『EX MOVE 深海の生きもの 』
(講談社)など多数。