日本の祭り 解剖図鑑 最新版

定価 1,800円+税
著者名 久保田 裕道
ページ数 168
判型 A5判
発行年月 2023/08
ISBN 9784767831800

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日本の祭り 解剖図鑑 最新版

内容・概要

四季折々の行事から見る
日本文化の魅力

人はなぜ祭りに熱狂するのか?
ねぶた(青森)、三社祭(東京)、御柱祭(長野)、祇園祭(京都)、遠野まつり(岩手)など、
今も日本全国で多くの人を熱狂させる祭り。

本書は全国47都道府県から100超もの祭りを厳選し季節別に紹介しています。
メジャーな祭りから、秘境の地でのマニアックな祭りまで、盛りだくさん。
その祭りがより深く理解できるように、起源から、祭りの手順、見所までを
すべて図解しています。
序章の「祭りの基本」では祭り、基礎知識として押さえておきたい祭りの起源や構造、
さまざまな宗教や古典芸能との関わり、祭りの必須アイテムである山車、神輿、船などについても詳しく紹介しています。
また、その祭りは誰をまつっているのかが分かるよう、
関連する神様(ご先祖様を含む)をピックアップ。
日本人が大切に守ってきた信仰がより深く理解できるように工夫しています。

読後は、ぜひ実際に現地に足を運んでください。
本書で取り上げたような細々したことまで知ってから祭りを見ると、
祭りがさらに楽しくなるはずです。

※本書は2018年に刊行された『日本の祭り 解剖図鑑』から新たに祭りの項目を増やし、再編集したものです。


【著者について】
久保田 裕道(くぼた・ひろみち)
1966年千葉県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期文学研究科修了。
博士(文学)。國學院大學兼任講師、一般社団法人儀礼文化学会事務局長などを経て、
現在は独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部に勤務。
主な著書に『神楽の芸能民俗的研究』(おうふう)
『「日本の神さま」おもしろ小事典』(PHPエディターズ・グループ)、
共著に『民俗芸能探訪ガイドブック』(国書刊行会)などがある。

目次

1章 年のはじめの祭り
甑島のトシドン(鹿児島)/女川の獅子振り(宮城)/大日堂舞楽(秋田)
長滝の延年(岐阜)/カセドリ(山形)/近江寺の鬼やらい(兵庫)
修正鬼会 (大分)/アエノコト(石川)/八戸のえんぶり(青森)
無生野の大念仏(山梨)/火祭り(全国)/裸祭り(全国)

2章 春から夏への祭り
風流踊(全国)/咲前神社の太々神楽(群馬)/蒼柴垣神事(島根)
王の舞(福井)/日立風流物(茨城)/御柱祭(長野)
長浜曳山祭(滋賀)/三社祭(東京)/今治の継ぎ獅子(愛媛)
新湊の獅子舞(富山)/住吉の御田植(大阪)/麒麟獅子舞(鳥取)
壬生の花田植(広島)

3章 夏と盆の祭り
祇園祭(京都)/博多祇園山笠(福岡)/阿蘇神社おんだ祭り(熊本)
オロチョンの火祭り(北海道)/相馬野馬追(福島)/阿波おどり(徳島)
両山寺の護法祭(岡山)/平戸のジャンガラ(長崎)/徳山の盆踊り(静岡)
周防の柱松行事(山口)/石垣島のアンガマ(沖縄)/鬼来迎(千葉)
小林の三匹獅子舞(栃木)/ねぶた(東北)

4章  秋から冬への祭り
十五夜豊年祭(沖縄 鹿児島)/遠野まつり(岩手)/綾子舞(新潟)
山北のお峯入り(神奈川)/御坊祭(和歌山)/小豆島歌舞伎(香川)
琴路神社の獅子舞(佐賀)/花祭(愛知)/秩父夜祭(埼玉)
銀鏡神楽(宮崎)/春日若宮おん祭(奈良)/いざなぎ流御祈祷(高知)
伊勢大神楽総まわし(三重)/くんち(九州)

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