古代マヤ・アステカ・インカ解剖図鑑

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定価 1,800円+税
著者名 実松克義 (監修)
ページ数 160
判型 A5判
発行年月日 2024/07/19
ISBN 9784767833132

古代マヤ・アステカ・インカ解剖図鑑

内容・概要

人間の前世はトウモロコシ?
翡翠は世界の中心の色?
マヤの社会は「エリート」と「非エリート」?
最新の研究でわかった、古代文明のヒミツを解き明かす!

密林の中に眠る神殿、高度に発達した天文学、
強烈な印象の石彫やお面、生贄など恐怖の儀式……など、
神秘的なイメージがある古代マヤ・アステカ・インカ文明。
最新の考古学研究では、マヤ文字の解読が進み、
人びとの移動や食生活、戦争の実態などが浮き彫りにされています。
いつの時代も魅了してやまない3つの文明を
詳細な図解で解き明かします。


<監修>
実松克義(さねまつ・かつよし):立教大学名誉教授。宗教人類学者。
中南米の文化、シャーマニズム・古代の伝統と英知、
および古代文明を主な研究分野とし、主に南米アンデス、アマゾン地域、
中米マヤ地域でフィールドワークを行なう。
主な著書に『アンデス・シャーマンとの対話』『マヤ文明―文化の根源としての時間思想と民族の歴史』『アマゾン文明の研究』(現代書館)など。

目次

●序章 マヤ・アステカ・インカ文明を知る前に
マヤ・アステカ・インカ文明の場所/マヤ・アステカ文明年表/インカ文明年表

●第1章 ジャングルに現れた大遺跡の謎
マヤ文明三つの時代区分/マヤの主要遺跡/メソアメリカ最古の都市文明/高地マヤの中心地「カミナルフユ」/祭祀の中心「ヤシュチラン」/ 断崖の丘陵に栄えた「セイバル」/マヤ最大の都市「エル・ミラドール」/マヤ・カレンダー発祥の地「イサパ」/古典期最大級の大都市「カラクムル」/パカル王と赤の女王の都「パレンケ」/古典期マヤの大都市「ティカル」/モザイク石碑が林立する「コパン」/プウク様式が華開く「ウシュマル」/ヒスイとカカオの交易地「キリグア」/太陽観測施設が残る「ワシャクトゥン」色鮮やかな壁画が残る「ボナンパク」/モザイク彫刻で飾られた「ラブナー」/後古典期の大都市「チチェン・イツァ」/マヤ最後の大国「マヤパン」/仮面の神殿が屹立する「カバー」/ 沿岸の要塞都市「トゥルム」/マヤ文明はなぜ滅亡したのか?/マヤの多彩な建築様式

●第2章 驚愕のマヤ文明・文化を探る
冥界シバルバーに降りるマヤの王/二分された社会階層/交易で発展したマヤ文明/繰り返された戦争/人々は何を食べていたのか?/基壇の上の住居/マヤの音楽と踊り/複雑で絵のような文字/マヤ魅惑の美術装飾/高度な天文学と暦/樹から生まれた世界観/マヤの神話『ホップ・ヴフ』/神とつながる人身供犠/神聖な儀式としての「球戯」

●第3章 アステカ王国の建設者
アステカ文明の主要遺跡/アステカの国はいつできたか?/王都「テノチティトラン」/神々が集う場所「テオティワカン」/トルテカ文明の中心地「トゥーラ」/スペイン人による征服

●第4章 軍事強国アステカの社会と文化
絶対君主と階級社会/ 特権階級だった交易商人/鷲の戦士とジャガーの戦士/アステカの芸術・装飾品 /アステカの創世神話/生け贄の儀式

●第5章 インカ帝国の繫栄と滅亡
プレ・インカ文明/インカ帝国の誕生/インカ帝国4つのエリア/インカ道と宿駅チャスキ/インカの首都クスコ/インカの主要遺跡/空中都市「マチュ・ピチュ」/「サクサワマン」と石組み技術/インカ帝国の滅亡/数を表す仕組み「キープ」/外科治療と人工頭蓋変形/太陽崇拝と祖先崇拝、ワカ信仰/インカの神話と暦/アンデスの作物と牧畜

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