日本の家と町並み詳説絵巻

インターネット書店で購入

定価 3,200円+税
著者名
ページ数 176
判型 B5判
発行年月日 2025/04/23
ISBN 9784767834245

日本の家と町並み詳説絵巻

内容・概要

縄文から近現代まで
1冊でわかる日本の家と町並みの歴史


こんな方に特におすすめ!
・日本の住まいの歴史を手軽に知りたい方
・日本の歴史を題材にした映画やアニメをもっと楽しみたい方
・創作の背景資料が欲しいけど何から手を付けていいか分からない方

日本の建築史は、用語の複雑さや現存する建物の少なさから、
初心者にはイメージし辛いジャンルのひとつです。
基礎知識がないと建物の違いを見分けるのも難しく、
学びたくてもハードルの高さを感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし一方で、映画、ドラマ、アニメなどの時代ものコンテンツや、観光地での史跡巡りは、
老若男女を問わず常に高い人気を誇っています。
そんな日本建築史の知識を少しでもつけることができれば、
歴史や建物の楽しみ方がガラッと変わるはず!

そこで本書では、縄文時代の竪穴式住居から、平安時代の寝殿造、
明治時代の擬洋風建築、戦後の団地に至るまで、
幅広い時代・用途・規模の建物と町並みを、
イラスト付きでスラスラ読める1冊にまとめました。

執筆陣には、大河ドラマやアニメ・映画での時代考証や史跡の保存・復元に携わる専門家、
第一線で活躍する建築史家などを迎え、
最新の学説をもとに制作したイラストとともに分かりやすく解説しています。

道幅や建物の配置といった都市的スケールから、建物の詳細なつくりや寸法・用語だけでなく、
その中で暮らす人々の服装、生活の道具など身近なスケールまで、
多面的な視点で日本の建物と暮らしの歴史を一挙解説!

・こんな疑問に答えます!

「引き違いの建具は日本独自のシステム?」
「庶民の住まいが2階建てになったのはいつから?」
「江戸と京都の町家はどう違って、なぜ違うのか?」
「洋風建築はどのようにして日本に取り入れられたの?」
「鉄筋コンクリート造の建物はいつからあるの?」
「震災や戦争のあと、街並みはどう変わったの?」


今の日本の建築のさまざまな常識は、とても歴史のあるものかもしれないし、
意外と最近のものかもしれません。

この1冊を読めば、歴史上の出来事や風景が、生き生きと身近に感じられるはず。
歴史的な史跡を楽しむきっかけになることはもちろん、
日本建築史を学ぶ初学者の入門書としても、
小説やイラストなど、創作における時代考証の参考としても役立つこと間違いなし!

さあ、日本建築史の扉を開こう!

目次

1章 先史・古代
ムラの成立/環濠集落/豪族の居館/古代神社建築/藤原京/飛鳥様式/平城京/平安時代の寺院/平安京/寝殿造/寝殿造のしつらい/平安装束/町家の原型

2章 中世
武士の館/中世の京都/会所/座敷飾り/草庵茶室/城下町の構造/城郭建築/大仏様・禅宗様/中世神社建築

3章 近世
江戸時代の京都/江戸の町並み/大名屋敷/京都の町家/江戸の町家/裏長屋/家具・道具/盛り場/地方の民家

4章 幕末~明治時代
長崎・出島/外国人居留地/木造洋風建築/偽洋風建築/銀座煉瓦街/東京市区改正/近代の長屋/アールヌーヴォー様式/間取りの近代化/洋風インテリア/洋家具の導入/富岡製糸場/軍艦島

5章 大正~昭和戦前期
「あめりか屋」住宅/戦前の京町家/近代の民家/震災バラック/看板建築/同潤会アパート/大大阪/郊外洋風住宅

6章 昭和戦中・戦後期以降
防空法と街並み/焼跡からの復興/戦後の生活様式/最小限住居/復興する都市/不燃化した都市/住宅団地/ニュータウン/プレファブ住宅/間取りの変遷/昭和の住空間/台所・衛生設備/首都高速道路

付録 日本の家と町並みがわかる年表
共同体の発生/都の誕生/中世/近世/幕末~明治/大正~昭和戦前/戦中・戦後/高度経済成長期/ 大工道具/材料の歴史

インターネット書店で購入