京都異界めぐり
定価 | 1,700円+税 |
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著者名 | 朝里 樹 |
ページ数 | 224 |
判型 | A5判 |
発行年月日 | 2025/09/26 |
ISBN | 9784767834689 |
京都異界めぐり
内容・概要
鬼が跋扈し、物の怪がさまよい、
狐が人を惑わせ、天狗が夜空を駆ける――。
“異界”は、今も古都・京都のあちこちに息づいています。
本書は、鬼、狐、天狗、土蜘蛛、鵺、陰陽師、幽霊、龍、神……
数々の伝承や物語に登場する存在たちを手がかりに、
その土地に刻まれた歴史や文化、人々の信仰や想像力をたどります。
実際に訪れることができるスポットを、テーマごとにルートで紹介。
旅のガイドとしてはもちろん、伝承の背景にある時代や人々の思いを知ることで、
京都の風景がこれまでとは違う姿で見えてくるはずです。
歴史好きにも、創作のヒントを求める人にも、
そしてただ古都を深く楽しみたい人にもおすすめの一冊です。
さあ、異界と現実が交錯する京都を歩き、物語の痕跡を探してみませんか。
<本書で掲載している一部>
【狐】奇縁が呼び寄せた妖狐・白蔵の屏風「龍源院」
【鵺】鵺を射た矢じりが残る小さな社「神明神社」
【酒呑童子】酒呑童子退治の道中にあった大岩「頼光の腰掛岩」
【龍】空海と善女龍王の伝説が残る「神泉苑」
【幽霊】光源氏のモデル・源融の幽霊現る「河原院跡」
<監修>
朝里 樹 (あさざと・いつき)
作家・怪異妖怪愛好家。1990年生まれ、北海道出身。
在野として怪異・妖怪に関する事柄の収集・研究を行う。
『日本現代怪異事典』『世界現代怪異事典』『日本怪異幽霊事典』(笠間書院)、 『日本のおかしな現代妖怪図鑑』『歴史人物怪異談事典』(幻冬舎)、
『日本異界図典』(ジー・ビー)など著書多数。