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2019年07月11日
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
日本・オーストリア外交樹立150 周年記念
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
オットー・ヴァーグナーの建築模型・設計図、
ウィーン工房のインテリアなど、
現代にも通ずる
モダン・デザインを展示中
国立新美術館(東京・六本木)にて、
8月5日(月)まで好評開催中の
展覧会「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」では、
ウィーンの建築に関する作品やインテリアなどの工芸品を一堂に展示し、
建築ファンなどの間で話題を呼んでいます。
本展は、19 世紀末から 20 世紀初頭にかけて花開いた
芸術文化の軌跡をたどる展覧会です。
ウィーンの芸術文化が育まれるのに重要な役割を担ったのが、
建築や工芸の分野でした。
本展では建築家オットー・ヴァーグナーや
アドルフ・ロース、ウィーン工房を立ち上げたヨーゼフ・ホフマンらが生んだ
モダン・デザインの作品などを展示しています。
ウィーンの近代化はここから !
リンク通り建設の大計画を最新の映像技術で再現!
1857年、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命によって、
ウィーンの旧市街を囲んでいた市壁が撤去され、
この市壁の跡に整備されたリンク通りには、
帝国の要となる建築物が次々に建設されました。
この大改革は、建築家のみならず、
ウィーンの芸術家に大きな影響をもたらします。
この壮大な都市計画を、
本展のために最新のデジタル技術で映像化しました。
近代建築の先駆者・ 建築家オットー・ヴァーグナーと
現代建築の礎を築いた アドルフ・ロース
ウィーン世紀末において最も重要な建築家オットー・ヴァーグナー。
本展では、現在でもウィーンの街を印象付ける
ヴァーグナー建築の建築計画の模型や設計図など、
滅多に現物を見ることのできない貴重な資料を展示しています。
さらに、徹底的に装飾性を排したデザインで
当時スキャンダルを巻き起こした、
現代建築の礎ともいえるアドルフ・ロースの建築もご紹介しています。
毎日の生活を美しく彩る、
ウィーン工房のインテリア
1903年、建築家ヨーゼフ・ホフマンらが
英国のアーツ・アンド・クラフツ運動を手本に、
趣味が良く上品な日用品の生産を目指す「ウィーン工房」を設立。
ユニークなウィーン・スタイルは、
国際的なセンセーションを巻き起こします。
本展では、ウィーン工房から生まれた、
家具や花瓶、食器、テキスタイル、アクセサリーなどで、
その革新的なデザインの数々をご覧いただきます。
ウィーン工房の着想源 !
洗練されたビーダーマイアー期のインテリア
ウィーン工房より約80年も前に、
ウィーンでは「ビーダーマイアー様式」と呼ばれる
シンプルで機能的なデザインが登場していました。
椅子や銀器など、
当時の富裕市民(ブルジョア)に愛された
洗練されたインテリアを本展では展示しています。
ウィーン工房のデザインの着想源ともなった
この時代のインテリアを見られるのは極めて貴重な機会です。
会期
開催中~8月5日(月)
※ 休館日 毎週火曜日
会場
国立新美術館 企画展示室1 E (東京・六本木)
展覧会ホームページ
https://artexhibition.jp/wienmodern2019/
お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)